ライオンズのこだわり Vol.019

スマートマンション化でお客さまと一緒に目指す無理のない節電、豊かな暮らし

エネルギー問題が注目される現代。個人では、高性能な省エネ機器への買い換えが増えていますが、それに加え、マンション全体での電力一括購入や、エネルギーの"見える化"など、住宅自体のエネルギーマネージメント構造が強く求められつつあります。マンション全体で取り組めば、個別でやるより無理なく賢い節電と節約が可能になる――。こうした"スマートマンション化"に、業界内でも早くから取り組んできた株式会社大京の歩みと現状、今後の展望について、商品企画部企画開発課の川合幸晴さんと内田麻衣子さんにうかがいました。

スマートマンション化は"エコ"への取り組みの一つ

スマートマンションとは、一般的に、マンション全体でエネルギー管理することで効率的な節電やピークカット(※1)が行えるマンションのことを呼びます。大きなポイントは、自分たちが使うエネルギーの"見える化"。使用量や料金の詳細な数字がパソコンなどの端末に表示されるので、それを"見る"エネルギー使用者は、節電意識をいっそう高めることができます。

※1.電力需要ピークを低く抑えること

川合「ライオンズマンションにおける"エコ"な取り組みの基本は、2006年3月に取りまとめた『ライオンズマンションプランニングガイドライン』内にて策定したエコロジーガイドラインにあります。温暖化対策、省エネルギー、リサイクルなど10の観点を設け、"エコ"に向き合ってきました。また、『LIONS PLUS ECO(ライオンズプラスエコ)』という、マンションにエコな思想を取り入れる概念も進めております。"エコ"には、地球環境にやさしい"エコロジー"と、家計にうれしい"エコノミー"があると私は考えており、スマートマンションは、まさに、2つの"エコ"を実現する住宅です。ライオンズマンションの"スマートマンション化"の具体的な取り組みは、"スマートマンション"という言葉がまだ一般的でなかった2005年に始まりました。第一歩として導入したのが、エネルギーの見える化でした。」

首都圏初、電力の戸別供給を可能にした太陽光発電システム

マンションにおける"エコ"の実現は、住まわれるお客さまと一緒に取り組んでいくことが鍵になる、と川合さんは話します。

川合幸晴氏川合「入居者様の"エコ"への意識、具体的には、節電意識を高めていただくためには、エネルギーの見える化が大きなきっかけになります。でも、HEMS(※2)を導入した2005年当初は、これで本当に節電になっているのか?電気代はお得になっているのか?と、入居者様の実生活における実感が希薄なこともありました。われわれにも裏付けデータが必要でした。」※2.住宅向エネルギー管理システム。マンション内家庭内のエネルギーマネージメントを行い、エネルギーを見える化する仕組み

『ライオンズたまプラーザ美しが丘 テラス』の見える化。ソーラーパネルでの発電量を共用部の表示盤に、各住戸の消費電力量やCO2排出量などは自宅のパソコンで確認できるシステム

そこで、2009年、経済産業省の委託事業『平成21年度スマートハウス実証プロジェクト』の実証実験を実施。この実験は、既存マンションの屋上に太陽光発電パネルを、また、共用部に蓄電池を設置し、太陽光発電による電力を蓄電して共用部の照明に利用するものです。もちろん、電力利用状況とCO2排出量は見える化しました。

川合「ご参加いただいたご家庭では、実験期間約1ヵ月強の電気料金使用量が、平均で18%下がりました。また、見える化により消費電力の大きすぎる家電がわかったので、省エネ機器に買い換えた方もいらっしゃり、エコへの意識改善ができたという声も聞くことができました。
この実験の後、ライオンズマンションのスマートマンション化は一つの起点を迎えます。2010年竣工の『ザ・ライオンズたまプラーザ美しが丘』です。"200年住宅"のテーマに沿い、HEMSの導入と、風や緑といった自然の力を活用する"パッシブデザイン"を、同時採用。暮らしの快適性を高めながらエコロジーにも貢献できる、省エネスタイルの住宅を提案しました。さらに進化して、2011年竣工の『ライオンズたまプラーザ美しが丘 テラス』では、首都圏で初めて、各住戸への電力供給を可能にした太陽光発電システムの搭載を実現しました。」

太陽熱利用戸別給湯システムを日本初導入

新築のみならず、既存マンションの"スマートマンション化"も、重要な課題です。

「ライオンズ練馬レジデンス』の見える化。各住戸内のリモコンにより、太陽熱利用によるガス代とCO2削減量が確認できるシステム

川合「新築では、2011年より、50戸以上のマンションにおいて電力一括購入システムの導入を決めました。また、既存マンションにおいても、管理組合様に積極的な提案を行い、すでに、首都圏と関西地区で約220棟を超えるマンションに電力一括購入サービスを導入しました。新築・既存を問わず、入居者様のメリットは標準化していきたいと考えています。」

内田「私自身も、電力一括購入サービスを導入したライオンズマンションに住んでいますが、実際に電気代が下がった実感は、素直にうれしいものです。企画開発担当者としても、今後ますますのサービス向上に向けて力が入ります。」

そして、2014年竣工の『ライオンズ練馬レジデンス』には、日本で初めてとなる太陽熱を利用した「太陽熱利用戸別給湯システム」を導入しました。これは、屋上で集熱された太陽熱を利用して各戸の貯湯タンクのお湯を温め、高効率熱源機エコジョーズと組み合わせることで、バスルームやキッチンに効率よく給湯するシステムです。ガスの使用量は、給湯器の室内リモコンパネルに見える化しています。

戸別供給を可能にした太陽光発電システムに続き、太陽熱利用戸別給湯システムと、ライオンズマンションの"スマートマンション化"は、業界をリードする形で進み続けています。

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