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今月のテーマ Vol.021 温故知新の遊び時間 創意工夫で楽しみが膨らむアナログゲーム

気軽に楽しむ、カードゲーム会話も弾む、ボードゲーム麻雀で、アタマの体操

気軽に楽しむ、カードゲーム Card Game

どこへでも手軽に持ち運べて、比較的リーズナブルに手に入れることができるカードゲーム。 「数と絵柄の組み合わせ」を基本とし、どんな人でも簡単に楽しむことができます。 ここでは、誰もが一度は遊んだことのあるトランプから、知られざる世界のカードゲームまで、そのバリエーションをご紹介します。

まずは、基本のトランプを楽しもう わずか50数枚のカードで、様々な遊び方ができる、奥深いトランプの世界。一般的に知られているのは、その魅力のほんの一部ではないでしょうか。トランプの知っておきたい基礎知識や遊び方を、世界のカード・ボードゲームショップ「すごろくや」の丸田康司さんに教えていただきました。

600年の歴史を持つトランプは、遊び方も無限大

トランプは、4つのスート(マーク)と13のランク(数字)で構成されています。これに、1枚以上のジョーカーが加わり、遊び方によって52〜54枚を使うことになります。数字やマークの面が、表。同じ模様になっている面が、裏です。すべて同じ大きさ、裏模様で、伏せれば(裏にすれば)区別がつかないようになっていますが、それ以前は石やチップを使って今のトランプと同じようなゲームが行われていたといいます。
実はトランプの起源は、はっきりしていません。定説では、14世紀の北イタリアで生まれ、それがヨーロッパ中に広がり、イギリスを経てアメリカで大量生産され、世界中に広まったとされています。

ランクのうち、「2」〜「10」の9種36枚を「数札」、「A」「K」「Q」「J」の4種16枚を「絵札」と呼びます。ゲームによっては、マークに強弱があることもあり、強い順番に、スペード→ハート→ダイヤ→クローバーとなる場合が多いです。

アメリカでは19世紀におもちゃの経済活動が発展するなかでいろいろなファミリーゲームが生まれ、その世界を率先していきます。しかし、その後ゲーム内容の複雑化が行き過ぎたこともあり衰退。アメリカの影響を受けたドイツが、次なるファミリーゲーム大国として台頭していきます。日本には、16世紀にポルトガルから「南蛮カルタ」として伝えられ、現在のスタイルのトランプが伝わったのは19世紀。明治時代のはじめには、トランプが大流行したそうです。
このように、ヨーロッパからはじまり、世界中で親しまれているトランプ。そのゲームの種類は国や地域によって無限大ともいわれ、「七並べ」や「ページワン」「ナポレオン」や「大富豪」など、日本風にアレンジされたものもたくさんありますが、今回は遊ぶ人のレベルに合わせて、一般にはあまり知られていないおすすめのゲームをご紹介します。

レベル別・おすすめトランプゲーム
初級編「オーサー」 推理と記憶力がポイント。みんなで簡単に楽しめるゲームです。 おすすめ人数:6〜9人(3〜10人でのプレイが可能) 使用カード:1組52枚
配り方

ジャンケンなどで親を決め、親は自分の左隣に座っている人から時計回りに、1人に1枚ずつ、すべてのカードを配ります。

遊び方

1:親の左隣の人から、自分の欲しいカードのマークと数字を誰かに(誰でもOK)要求します。この時、要求する人は、自分の持っていない数字のカードを要求できません(マークは違ってもOK)。言われた人が、要求されたカードを持っていない場合は、「ノーカード」と答えます。もし、そのカードを持っていれば、要求した人へカードを表にして渡します。

2:要求したカードを手に入れることができたら再び要求でき、できなければ次の人(=左隣)の番になります。要求したカードが出てくるかぎり、要求する人の手番が続きます。同じ数字のカード(マーク違い)を要求しても違うカード(1枚は持っていること)を要求してもOK。また、要求は連続で同じ人にすることもできます。ただし、パスはできません。

3:同じ数字が4枚揃ったら、カードは表にして重ね、自分の前に出しておきます。この4枚を「1ブック」といいます。

4:全員の手札がなくなれば、ゲームは終了です。1ブックが1点で、ブックを一番多く集めた人が勝ち。同点の場合は、先に手札がなくなったほうが勝ちです。

中級編「ミッチ」 戦略的なかけひきが魅力。最後の1枚までハラハラ! おすすめ人数:3人(2〜5人でのプレイが可能) 使用カード:1組52枚+ジョーカー3枚
配り方

親は、ジョーカーを抜いた52枚のカードをシャッフルし、左隣から時計回りにそれぞれに1枚ずつ、1人に計5枚のカードを配ります。残ったカードに3枚のジョーカーを入れシャッフル。裏にして中央におき山札とします。

遊び方

1:親の左隣から、時計回りに進みます。自分の番になったら、まず山札の一番上からカードを引いて手札に加えます。ジョーカーを引いた場合は、山札のとなりに表にして出し、新たに山札の一番上から1枚引き直します。6枚になった手札から1枚、自分の前に表にして出すか捨てるかします。引いたばかりのカードを、すぐ捨ててもOK。

2:自分の前に出すカードは、♠なら♠、♥なら♥と、マークごとに大きい順に並べます(大きい順とは、Kが最大で、Aが最小)。捨てたカードは表にして山札の横に重ねておきますが、一度捨てたカードは拾うことはできません。

3:山札から1枚引いては、手札から1枚出すか捨てるかを繰り返します。すると、プレイヤーの前には、0〜4列の数下がりの列ができあがります。

4:3枚目のジョーカーが出たら、引いた人は表にしてジョーカーの山に重ね、手番は左隣の人に移ります。これ以降は、山札から引くことはできません。全員が、手札だけで、自分の前の列に出すか、捨てるかします。5周すると全員の手札がなくなり、終了。

5:マークごとに一番枚数の多い列をつくった人に4点をプラス。それ以外の同じマークの列は、並べたカードの数だけマイナスになります。同じ枚数の列の場合は、その列の一番小さい数字のカードの、より大きい数字を持っている人が勝ち。これを4つのマークごとに計算し、合計点が多い人の勝ちとなります。このゲームを人数分(4人いれば4回)繰り返し、合計点が最も多い人の勝利です。

上級編「コントラクトブリッジ」 人数:4人(2人1組) 使用カード:1組52枚

「トランプでここまでのゲームが!」という完成度の高さです。戦略性の高さのほか、ペアで競うので、協調性も生まれます。トランプゲームの頂点ともいわれ、世界130カ国に愛好者がいるといわれています。ただ、ここで遊び方を説明するには、ちょっと難易度が高いため、詳しくは下記をご覧ください。

詳しい情報はこちら

社団法人 日本コントラクトブリッジ連盟
http://www.jcbl.or.jp/
詳しいルールを読むことができるほか、無料入門ソフトがダウンロードできます

番外編「ベリシ・ネ・ベリシ」 「ウソを全員でつき通したほうがいい」という、ロシア生まれのゲームです。ウソを見抜くのは気持ちいいかもしれないけれど、自分の利を考えたら告発するべきではない。ルールはごく簡単ですが、子どもにはできない、大人のためのトランプゲーム。「信じる、信じない」という意味があります。 おすすめ人数:5人以上 使用カード:1組52枚
配り方

親は、52枚のトランプから1枚だけを抜きとり、隠しておきます。残りの51枚をよくシャッフルし、自分の左隣に座っている人から時計回りに、1人に1枚ずつ、すべてのカードを配ります。

遊び方

1:まずは、親の左隣の人が数字のコール役です。自分の手札の中から好きなカードを選びます。同じ数字であれば、3枚までまとめて選んでも構いません。そのカードの数字をコールし、裏返して出します。同時に出したカードはすべて同じ数字、ということになっていますが、ウソをついてもOK(ただし、すでに捨てたカードと同じ数字はコールできません)

2:次の人は、以下のどちらかを行います。A:自分の手札から1〜3枚のカードを選び、前の人がコールしたものと同じ数字をコールしつつ伏せて出す。B:直前の人が出したカードにはコールされた数字が含まれていない、という告発をする。告発をした場合、直前の人が出したカードをめくって確かめる。もし、全部のカードがコールしたとおりの数字だったら(=ウソではなかった)、告発した人がこれまでの場に出ているカードをすべて引き取ります。その際に4枚揃った数字があったら、そのカードは公開して、捨て札にします。こうして、告発した人の、次の番の人(ここが重要)が好きな数字をコールして1〜3枚のカードを出し、再スタート。

3:これを繰り返し、自分の手札を最初になくした人からアガリ。最後に残った1人が負けとなります。

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トランプだけじゃない、世界のカードゲーム トランプ以外にも、カードゲームはたくさんあります。日本の花札や百人一首、アメリカのUNOやイスラエルの数字タイルを使って遊ぶゲーム、また、ドイツで国民的人気を誇るイラストゲームなど、世界のカードゲームは多彩なのです。

写真提供:任天堂株式会社
花札

江戸時代に定着した大衆娯楽のひとつ。16世紀にポルトガルから伝わった「南蛮カルタ」が「天正カルタ」を経て「花札」になったといわれています。各札に描かれた自然風物や花鳥風月の色彩が、日本の四季の豊かさを感じさせてくれます。

詳しくは 任天堂ホームページHP

写真提供:任天堂株式会社
百人一首

鎌倉時代、京都の小倉山に住んでいた歌人の藤原定家が、百人の歌人の代表的な和歌を一首ずつ選んだもの。天智天皇から順徳院まで、約600年間に詠まれた歌が、年代順に配列されています。男性79人、女性21人の歌が入っており、なかでも恋の歌が43首もあります。

詳しくは 任天堂ホームページHP

左上:ウノカードゲーム\1,029、右上:ウノアタック\3,570、下:はじめてのウノ くまのプーさん\1,029
UNO

同じ色、同じ記号を捨てて、手持ちのカードを早くなくした人が勝者。ワイルド、ドロー2、ワイルドドロー4、スキップ、リバースなどのスペシャルカードがドキドキをプラスします。2〜10人でプレイが可。他にも、通常のウノカードゲームにペナルティ枚数を決め、カードが飛び出すアタックマシンが付いた「ウノアタック」、通常のカードの2倍の大きさで3歳から遊べる「はじめてのウノシリーズ」も登場しました。

詳しくは マテル・インターナショナル株式会社HP

クク デラックス版(チップ同梱)\2,730
クク

イタリアが源流といわれているクク。20種2枚、合計40枚で構成されたカードゲームで、自分に配られたカードが強いか、弱いかを判断して、隣のプレイヤーとカードの交換などを行います。そして、すべてのプレイヤーのなかで一番弱いカードを持っているプレイヤーが負け。子どもから大人まで、多人数で楽しめるエキサイティングな生き残りゲームです。

詳しくは すごろくやHP

ごきぶりポーカー(日本語箱・DVD付き)\1,800
ごきぶりポーカー

アナログゲーム大国・ドイツの大人気カードゲーム。「ポーカー」といいつつも、ハエ、クモ、ゴキブリといった、嫌われもののカードを、裏向きで誰かに押し付けるように次々に回し、「ウソ・ホント」の見抜き合いを重ねて、負ける人1名を決めるゲームです。子どもと大人、みんなで盛り上がることができます。2004年ドイツゲーム大賞(Spiel des Jahres)準候補。

詳しくは すごろくやHP

ラミィキューブ(Rummikub)\3,675
ラミィキューブ

手持ちのタイルを、いかに早くなくすかを競うゲーム。相手の出したタイルと、自分の出したタイルを組み替えて、同じ数字で3枚か、同じ色で続きの数字を作ります。1枚でも場に出すことができた場合は、同じ人が続けて出すことができます。こうして、手持ちのタイルを先になくした人の勝ち。麻雀と同じルーツを持つといわれるゲームですが、頭の使い方は全く異なり、女性に好まれる傾向があります。

詳しくは すごろくやHP

Dixit\4,700
Dixit(ディクシット)

さまざまな絵柄のカードを見て、語り部役の人が連想した「印象ワード」のもとになっているカードを推理し、得点を稼いでいくゲームです。他の人の「世界の見え方」に驚きつつ、お互いの理解を深めていくことができます。応用ルールには、言葉によるフレーズではなく、歌やジェスチャーで自分のカードを表現するといった方法もあり。絵本のようなタッチの絵柄と、発想やセンスの豊かさに溢れたフランスらしいゲームです。

詳しくは すごろくやHP

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シチュエーション別・2010年的おすすめカードゲーム

「すごろくや」の丸田さんに、シチュエーション別でおすすめのカードゲームを選んでいただきました。気になるゲームは、「すごろくや」HPから購入することも可能です。

Card Game
少人数でも楽しい 熟語トランプ
初級編・上級編 各\1,260
漢字の組み合わせで、さまざまな遊び方が

トランプのカードに書かれた漢字を使って、さまざまなゲームルールで知識と組み合わせを楽しめるセットです。例えば、「熟語 七ならべ」では、マークと数字で隣り合った漢字が、それぞれ熟語になることが分かります。全52枚のカードの組み合わせでできる熟語は、なんと500ワード以上。知らない言葉を知るきっかけにもなりますよ。ジョーカーも入っているので、トランプとしても遊べます。また、ファンブック「熟語トランプ大全」(\740)には、この「熟語トランプ」を使った、驚くほど豊富な遊び方が紹介されています。

短時間でできる シックスニムト
シックスニムト(ドイツ語版)\1,400。ニムト(日本語版)\1,000もあり
6枚目にならないよう、数札を選びましょう

「すごろくや」のイチオシ10ゲームのひとつ。牛のマークが描かれた1〜104の数字カードを、なるべくもらわないようにするゲームです。カードを重ねていき、6枚目を置いてしまったら、それまで溜まった5枚をマイナス点として引き取らなくてはいけません。誰もが6枚目にはなりたくない、でもカードは出さなきゃいけない!そんなジレンマと工夫が楽しい傑作です。94年ドイツゲーム大賞ノミネート。

じっくり考える ドミニオン
ドミニオン\5,125
頭を使うほど面白い、ドイツのカードゲームです

ドミニオンとは、領土のこと。プレイヤーは中世欧州の小王国の領主となり、自分の領土を他のプレイヤーと競いながら拡大していきます。ゲーム中に入手する全25種の王国カードのうち、1回のゲームで使用するのは10種のみ。つまり、使用する王国カードの選択ひとつで、何100通りもの戦い方があるのが特徴。2009年のゲーム大賞を総ナメした、大人気ゲームです。

大勢で盛り上がる タブラの狼
タブラの狼(2009新版)\2,800
絶版になった人気ゲームの改訂版

ヨーロッパの古典をベースにした、村人と、村人に化けて潜む人喰い狼男の生き残りを賭けたゲームです。自分が村人だと信じてもらうためにはどうしたらいいか。少しずつ減っていく参加者と、渦巻く疑惑の中で真実を見極め、自分を勝利に導くのが楽しい、大人のゲームです。シンプルな手順で分かりやすく、お酒の席でも盛り上がります。

すごろくや http://sugorokuya.jp/
参考文献:「夢中になる!トランプの本」(草場純著・主婦の友社)

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